1
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地域社会
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昭和二年.1.1
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1927/1/1
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田川貯蓄銀行,業績不振と存立時期満期のため解散.またこの日福県,県下の貯蓄銀行兼営13行中,8行は貯蓄部門を廃し,5行は分離独立.貯蓄銀行4行は普通銀行に転換,ひきつづき独立営業は4行に整理される. 426
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2
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地域社会
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昭和二年.5.-
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1927/5
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労農党田川支部結成,支部長松田勝三.労農党嘉穂支部,飯塚町筑豊劇場で宣伝演説会を開催.聴衆2500人,入場料30銭. 122
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3
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地域社会
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昭和二年.10.11
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1927/10/11
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遠賀銀行(遠賀郡折尾町),預金者大会で破産申請決定.11.9香春銀行(田川郡)解散. 426/542
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4
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地域社会
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昭和二年.12.23
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1927/12/23
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福岡県議会議長,内務大臣に鉱業による耕地の被害救済に関する意見書を提出,国土の保全,鉱害補償,廃坑後の復旧救済に関する法規の制定を要望,ついで福岡県下鉱害関係郡市農会長,内閣総理大臣・関係諸大臣に要望. 636
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5
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地域社会
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昭和三年.1.1
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1928/1/1
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大阪毎日新聞社の寄附と県費により,英彦山中腹(英彦山小学校)と山頂に気象観測所を開設して観測を開始. 448
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6
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地域社会
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昭和三年.4.-
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1928/4
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福岡県,田川郡伊田町に土木管区事務所を増設して12管区制とする. 223/295
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地域社会
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昭和三年.5.1
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1928/5/1
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田川銀行など田川郡の地場金融資本破産の後をうけ十七銀行,伊田出張所開設. 425
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8
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地域社会
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昭和四年.6.-
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1929/6
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農村の不景気深刻,福岡県下300余町村,7月の戸数割徴収期まで役場費・小学校教員俸給等に一時借入をする.田川郡彦山村は税金滞納多く教員の俸給支払い延期. 542
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9
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地域社会
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昭和四年.6.-
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1929/6
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福岡県関係郡市町村農会長および市町村長連署し首相および関係各大臣に石炭鉱業による荒廃地復旧に関する陳情書を提出. 140
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10
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地域社会
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昭和四年.8.19
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1929/8/19
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福岡県下,鉱業被害復旧計画を発表.2200町歩の陥落地を10年間で復旧を計画. 453/636
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11
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地域社会
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昭和四年.10.-
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1929/10
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福岡県能率協会,能率向上のため合理化運動を提唱,県下100余の工場鉱山,一斉に<無駄なし週間>を開催. 576
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12
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地域社会
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昭和四年.11.21
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1929/11/21
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後藤寺水道(株),上水道を敷設営業していたが町営に移管. 294
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13
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地域社会
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昭和四年.11.28
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1929/11/28
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田川銀行,添田町役場の町公金約9万円の預入金払戻し請求に対し,支払見込みがないため12.3解散. 453/426
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14
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地域社会
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昭和四年.12.24
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1929/12/24
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福岡県会議長,内務大臣に石炭鉱業による被害救済に関する意見書を提出し,鉱害被害救済の方法の実現を要望. 140/449
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15
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地域社会
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昭和五年.11.1
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1930/11/1
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伊田三井炭坑郵便局(田川郡伊田町),三井田川直営郵便局であったが,逓信省直轄の三等局となる. 502
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16
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地域社会
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この年
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1930
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*農林省,福岡県の鉱害耕地復旧利用事業計画の趣旨を認め,とりあえず開墾助成法を適用.県下3ヵ所17町歩の復旧地を指定し2万8000円の補助金を交付. 140
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17
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地域社会
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昭和六年.5.9
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1931/5/9
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田川郡後藤寺町,重要物産博覧会開催. 295
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18
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地域社会
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昭和七年.6.30
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1932/6/30
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県下鉱山所在町村長会を開催.炭坑所在市町村の救済と撫順炭輸入阻止を政府に陳情決定. 542
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19
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地域社会
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昭和七年.7.11
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1932/7/11
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田川郡香春,金川,勾金,採銅所4ヵ町村の合併問題は金川の反対で不成立. 453
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20
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地域社会
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昭和七年.7.28
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1932/7/28
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田川郡添田町の添田銀行解散,これにより田川郡の地場銀行消滅. 426
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21
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地域社会
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昭和七年.7.-
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1932/7
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全国鉱業関係市町村長,鉱業法で制定された鉱業税の半額を市町村委譲の期日を速やかに決定し,施行するよう政府に要望.11.8施行することに閣議決定,'33年3月から実施.福岡県は最高48万円余,田川郡9万0786円. 20/453
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22
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地域社会
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昭和七年.12.-
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1932/12
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田川郡大任村,郡内ではじめて公益質屋を開設. 45
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地域社会
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この年
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1932
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▷田川郡後藤寺町,12ヵ年継続事業で水道敷設工事に着手.総事業費31万6944円. 223
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24
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地域社会
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この年
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1932
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*臨時福岡県議会で可決された農村救済を意味する陥落地復旧事業に着手.'32年度における復旧事業助成金11万円で中間町50町歩,桂川村豆田30町歩,後藤寺町川宮28町歩,その他計20O町歩. 223/437
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25
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地域社会
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昭和八年.1.-
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1933/1
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鉱害復旧に開墾助成法を適用することに大蔵省より異議が出たため,助成策は中止,県議会・鉱害被害市町村議会・農業会・炭鉱経営者で福岡県鉱害地復旧整理期成会を設立し,国庫補助を要請.政府は毎年2万5000円の支出を決定(財政緊縮のため'34年度限りで打切り). 318/453
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26
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地域社会
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昭和八年.8.-
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1933/8
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田川郡猪位金村金国区代表平野大次郎ほか3人,水利権問題で後藤寺町を公訴. 542
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27
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地域社会
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昭和八年.11.17
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1933/11/17
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田川郡伊田町,町制施行20周年・重要県道竣工祝賀会開催,提灯行列など盛大に挙行. 542
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28
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地域社会
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昭和八年.11.26
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1933/11/26
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田川郡香春町会で香春岳を7万6000円で浅野セメント(株)に売却決定. 198
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29
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地域社会
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昭和八年.11.30
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1933/11/30
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田川実業女学校の高等女学校組織変更に関し,伊田・後藤寺両町で反目抗争.田川郡教育会長小袋半,責任を感じ割腹.12.2田川実業女学校父兄会総会で昇格決議文を県当局に提出を決議. 453/542
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30
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地域社会
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昭和八年.12.24
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1933/12/24
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浅野セメント(株),宮尾鉱業所々有の石炭鉱区内を工場敷地に予定,交渉の結果,鉱業権譲渡の契約を締結.買収鉱区は工場敷地約5万坪,金辺川右岸から香春一岳にわたる約12万坪. 198
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31
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地域社会
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昭和九年.1.11
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1934/1/11
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浅野セメント(株),田川郡香春町に香春工場建設事務所を開設.3.16工場用地の買収完了.4月中旬一ノ岳石灰石の開鉱作業開始.6月工場建設第一期工事着手.9月第二期工事開始. 198
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32
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地域社会
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昭和九年.1.22
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1934/1/22
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福岡県陥落地整理期成会,鉱害被害地復旧促進運動の具体策を協議. 453
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33
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地域社会
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昭和九年.2.24~26
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1934/2/24~ 1934/2/26
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浅野セメント(株)苅田石採掘場125人,九州統一労働組合同盟準備会の指導で解雇者の復職要求より紛議. 451
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34
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地域社会
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昭和九年.3.13
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1934/3/13
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田川郡大伊田町期成同盟会準備委員会開催.同じ頃後藤寺町で隣接村合併気運促進委員会開催. 542
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35
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地域社会
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昭和九年.3.16
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1934/3/16
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産業セメント(株),田川郡弓削田設立のセメント工場の火入れ式を行ない,開業式を挙行. 9/437
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36
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地域社会
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昭和九年.5.-
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1934/5
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この頃田川郡伊田町糸飛地区では,八尺本坑を中心に30坑余,採炭盛んとなり住宅が続々と建つ. 542
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37
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地域社会
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昭和九年.10.16
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1934/10/16
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福岡県,優良小学校として県下585校のうち58校を選定.筑豊地区では田川郡金川校・金田校,直方市新入校・直方北校,飯塚市飯塚校・立岩校,遠賀郡則松校・芦屋校,鞍手郡宮田校・若宮校,嘉穂郡大隈校・幸袋校選定される. 428
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38
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地域社会
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昭和九年.11.-
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1934/11
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鉱害復旧に対する国庫補助が打切りとなったため,福岡県下関係者は鉱害法の改正を要望する運動方針に転換,政府もその要望をいれ,商工省を中心に鉱害問題対策打合せ会を設置. 453
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39
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地域社会
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昭和九年.12.26
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1934/12/26
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地裁小倉支部,田川郡猪位金村金国の上水道水利権にからまる後藤寺町対金国区民間の紛争に対し,金国区側の請求を棄却し,後藤寺町上水道の水利権確認の判決を下す. 453
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40
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地域社会
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この年
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1934
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▷田川郡伊田町に本店を置く三星合資の不正無尽講事件発覚,10万円横領,被害は筑豊一帯1800人に及ぶ. 453
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41
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地域社会
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昭和一〇年.6.26
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1935/6/26
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浅野セメント香春工場完成,回転窯二基が運転を開始,新工場を香春工場と命名.初代工場支配人武田忠. 198
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42
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地域社会
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昭和一〇年.6.-
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1935/6
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橋本英吉,炭坑文学の代表作≪炭坑≫をナウカ社より刊行,三井田川のストに取材.
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43
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地域社会
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昭和一〇年.9.27
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1935/9/27
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田川郡伊田町川渡り神幸祭の御旅所および武徳殿落成. 542
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44
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地域社会
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昭和一〇年.10.1
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1935/10/1
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田川郡伊田町体育会主催ではじめて東京巨人軍・名古屋鉄道のプロ野球ゲームを三井田川中央グランドで開催. 542
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45
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地域社会
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昭和一〇年.12.24
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1935/12/24
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福岡県議会,筑豊の石炭を博多港へ積出す路線短縮のため八木山隧道開鑿,炭鉱労働者災害防除の対策として鉱業警察権を地方長官に移管する,炭鉱鉱害地対策として被害地に農事試験場の分場を設け試験を実施するなどの意見書を提出. 223
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46
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地域社会
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この年
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1935
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▷宮尾鉱業所(田川郡勾金村),浅野セメント香春工場の降灰被害につき工場長と会見,補償問題を折衝.香春農会も被害状況調査. 542
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地域社会
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昭和一一年.2.-
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1936/2
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田川郡後藤寺町・商工会・製菓業者,協議し白ダイヤ(石灰石)・黒ダイヤ(石炭)になぞらえて,白黒のダイヤ菓子を製造することに決定. 453
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地域社会
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昭和一一年.10.-~11.-
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1936/10~ 1936/11
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田川郡後藤寺町にチフス流行.患者200人余,うち三井田川は12人のみ. 502
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49
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地域社会
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昭和一一年.11.16
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1936/11/16
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三井田川,中元寺川水利権無償提供に対し,謝礼の意味で田川郡川崎村へ小学校講堂建築費と村費に各1万円宛寄附. 502
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50
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地域社会
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昭和一一年.12.-
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1936/12
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田川郡伊田町長林田春次郎,私財3O万円を投じ(財)林田家報恩会設立.町内の薄幸者の救済に当たる. 416
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