川崎平右衛門陣屋跡

川崎平右衛門陣屋跡(かわさきへいうえもんじんやあと)
市・史跡
平成8年3月21日指定


 

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管理者 鶴ヶ島市
大字高倉字三角原に所在する川崎平右衛門陣屋跡は、江戸時代中期の元文年間(1736~41年)に武蔵野新田開発のため北と南(現・小金井市)の2箇所に設けられた陣屋のうち、北の陣屋にあたり、北武蔵野の新田開発の拠点でした。その区域は、市内はもとより近隣旧82ヶ村にまたがり新田が開発されたことが知られています。ここに世話役として赴任してきたのが、川崎平右衛門定孝です。陣屋跡の敷地内には、恩恵を得た農民たちにより「武蔵野御救氏神川崎大明神石祠」が建立されました。江戸時代中期の新田開発の歴史を考える上でも重要な史跡です。