多摩デジタル新選組資料館/新選組関連資料

東京都多摩地区は、新選組局長近藤勇と副長土方歳三の出身地です。
小島鹿之助は、多摩郡小野路村外34ケ村組合村の寄場名主で、天然理心流三代師範近藤周助に嘉永元年(1848)に入門しました。
近藤勇は、近藤周助の門人となり、同2年(1849)に周助の養子となりました。勇は、嘉永5年(1852)に小島家に訪問し、京都へ行くまで12年間にわたって小島家に剣術指南に訪れています。
佐藤彦五郎は土方歳三の義兄で、多摩郡日野宿外43ケ村組合村の寄場名主と日野宿本陣を務めました。屋敷内に道場を設けて嘉永3年(1850)から近藤周助、のち勇の師南を受けました。
近藤勇は四代天然理心流師範として、武州多摩郡の豪農(大名主)の家を回って、武術を広めました。
このような近藤、土方の交友関係から、新選組関係史料が多摩地区には、多く残されています。
2020年3月、小島資料館、佐藤彦五郎新選組資料館ほか、富澤家、吉野家、羽生家の資料を追加して公開しました。

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