賀茂県主同族会(上賀茂神社)/賀茂祢宜神主系図ほか

一般財団賀茂県主(かもあがたぬし)同族会所蔵『賀茂祢宜神主系図(かもねぎかんぬしけいず)』(賀茂系図)は、賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)(上賀茂神社)の祭祀を司ってきた賀茂県主一族の父子関係とその事跡を記した史料です。古くは天長二年(八二五)卒去の男牀から、明治初年度までの記載があり、歴史上有名な賀茂神社の社家の系図がまとまって伝存していることは貴重であることから、国の重要文化財に指定されています。賀茂系図は名前はもちろんのこと、社職や受領名からの検索も可能となっています。

『足汰競馬会雑記(あしぞろえくらべうまえざっき)』(馬の博物館/横浜市中区 所蔵)は、上賀茂神社で毎年五月一日および五月五日に催行される足汰式・賀茂競馬のうち、嘉永六年(1853)~文久二年(1862)の十年間の乗尻(のりじり)(騎手)および所役の名前をまとめたものです。乗尻名と賀茂系図の記載箇所を接続しており、原本と翻刻の重ね合わせや、左右に並べる機能も備えています。ADEAC搭載により、他機関との横断検索を通じた新たな発見も期待されます。

なお、江戸時代初期に再吟味され浄書された「新古系図」のうち第1巻(氏)については、特別に高精細・統合画像を制作し、検索結果から該当人名部分が拡大表示されるようにいたしました。

※詳しい閲覧方法については利用ガイドをご覧下さい。他の自治体史・歴史資料を含めた横断検索はこちらへ。

◆本系図DBを用いて研究成果を得た際には、下記論文(ダウンロードはこちら)を引用くださり、賀茂県主同族会 担当理事(mkyamamoto@kamoagatanushi.or.jp)にご一報いただけますと幸いです。
山本宗尚・月本一武「『賀茂祢宜神主系図』データベースの構築と活用の可能性」
(『人文科学とコンピュータシンポジウム2015論文集』、203-210、平成27年)