|
解題・説明
|
題箋に「松山城図」とあるが、城郭そのものは「御城」と文字が記されるのみである。絵図の端書には「惟時嘉永六丑歳孟春日改之 岸重一」とあり、「岸氏図書」の印が捺されている。凡例には黄色が「御家中屋敷并ニ組付」、赤色が寺社、薄黒色が年貢地、白色が古町で年貢御免地、藍色が水と記されている。武家屋敷の人名をはじめ、古町や外巡町の個別町名、寺社名などが詳しく描かれている。城山の東部には「東雲社」の文字が見えるが、東雲神社は文政6(1823)年に勧請され、天保11(1840)年に社殿が城山の長者ケ平に完成している。
(伊予史談会:井上淳)
|