目次
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通説編第1巻 第3編 古代・中世・近世
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第2章 松前藩政下の箱館
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第7節 宗教・文化・生活
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1 宗教
河野館館神
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松前千勝丸病気平癒のお礼に奉納した鰐口(
湯倉神社
蔵)
箱館八幡宮
が河野氏の館の
館神
のようにいわれているが、『
蝦夷実地検考録
』には、
求中稲荷大明神
というものを挙げて、「
館神
社と称す。草創詳かならず、按ずるに河野加賀守の館裏に在し名なるべし」としている。また前記の
愛宕大明神
を「往昔は無火神社と称し、河野加賀守創建といい伝う」としている。
館神
が果たしてどれであったか考究上の疑問を残しながらも、いずれも河野氏に関係のあったことを伝えて注目される。