目次
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通説編第1巻 第3編 古代・中世・近世
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第5章 箱館開港
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第8節 交通
道路開削
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陸上の交通は、東
蝦夷地
は前時代すでに開削が行われ、海岸沿いに人馬が通ずるようになっていたが、西海岸はそのことがなく、
箱館
から西
蝦夷地
に赴くには船により松前を迂回して行かなければならなかった。それが安政3年
箱館
弁天町
の住民福次郎、千代田郷の住民才太郎の二2人が、共同して出願し、5年間橋銭を取ることを条件に、
長万部
と黒松内間の山道を開き、また
箱館
の
佐藤定右衛門
(歌棄・磯谷の請負人栄五郎の父)が篤志をもって、黒松内から歌棄までの道路を付けるなど、ようやく西
蝦夷地
方面の道も開かれるようになった。