〈青年部・婦人部〉

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 石崎漁業協同組合の青年部は、昭和三十四、五年頃に創設された。部活動としては、生活の改善促進運動、貯蓄推進運動、各種団体との懇談会、昆布養殖のパイロット事業、浅海増殖などの協力、組合運動や思想の向上運動、結婚披露宴の会費制の奨励などをおこなってきた。また、漁業協同組合は石崎八幡神社の祭りに協賛したが、祭りの時にみこしをかつぐのは、青年部員であった。青年部には、将来の漁業協同組合の幹部の養成という機能もあり、かつての青年部長経験者はすべて漁業協同組合の理事になっている。
 しかし昭和四十年代以降、部員数の減少に比例して、部活動としての事業数も減少してきた。青年部の成員に年齢制限はなく、平成七年現在の部員数は二〇名余りである。
 婦人部は、漁業協同組合の月掛け貯金のための運動がきっかけとなり、昭和三十一年頃に設立された。当初は、単位三二、支部八に組織され、各漁家世帯から一名ずつの婦人が婦人部に参加した。その活動の中心は、貯蓄運動と生活改善運動であった。年間の主な活動は、家計簿の普及、料理講習会、講演会、家族計画講習会、行楽などの親睦会、家庭用品の共同購入や奉仕活動などであった。