根田内村・古武井村・尻岸内村の神社と寺院

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 根田内村(字恵山)、古武井村(字古武井・日ノ浜)、尻岸内村(字豊浦・大澗)それぞれに「産神社」(産土神、その土地の神、氏神・鎮守の神と同義)有りと記されている。また、根田内村、古武井村には庵寺有りと記されている。根田内村については、文化8年(1811年)高田屋の支配人三好又兵衛の甥、根田内村の住人三好又右ヱ門が地蔵尊を寄進し「根田内の地蔵庵」と呼ばれていたと伝えられているが、古武井村については庵寺の記録も言い伝えも残っていない。この記録が確かだとすれば、隣村でもあり、根田内の地蔵庵の説法所のようなものがあったのかもしれない。いずれにしても定かではない。
 なお、この郷土の村の記録については、磯屋村(字御崎)、日浦村(字日浦)についても村内のようすについては、他同様に詳細に記されているが、寺社の記述はない。
 磯屋村については、神社が存在した記録・伝聞は見られないが、日浦村には神社を建立した確かな文書が残されている。この書に記述されていない理由については不明である。
 次に、その日浦村神社建立にまつわる文書を記すこととする。