3、(古武井)海積神社

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 所在地 字古武井43番地
 氏 子 旧古武井村・字高岱・日ノ浜・古武井を主に350戸
 祭 神 大海津美神(綿津見神・オオワタツミノカミ)は、航海・漁業など海の神様である。
 海神は、上津海魂命(ウワツミタマノカミ)、中津海魂命(ナカツミタマノカミ)、底津海魂命(ソコツミタマノカミ)が海上・海中・海底のそれぞれ守護神で、これらの海すべてを司る海神が大海津美神(綿津見神)である。海積神社の『海積』はワタツミと書き「わだつみ」と読み漢字では「海神(わだつみ)または綿津見(わだつみ)」と表記する。海神神社の総本社は長崎県、対馬の旧国幣中社であり、祭神は海神の豊玉彦神(とよたまひこなのかみ)の長女で豊玉姫命(とよたまひめのみこと)である。
 
豊玉姫命について
 「豊玉姫命は山の神、彦火火出見尊(ヒコホホデみのみこと)の后となったが産室の屋根が葺き終わらないうちに産気づき八尋鰐(はちひろわに)の姿になったところを覗かれたため、恥ずかしさと、怒りにふるえ、海神の住む海に帰ってしまった」という、山里と海辺の里との統一の難しさを物語る神話(筑紫神話より)がある。
 
沿革  海積神社の社記によれば、創立年代は第116代桃園天皇の御世、宝暦3年(1753)4月。拝殿の造営については不明であるが、明治45年(1912)5月29日社殿腐朽甚だしく、且つ狭隘のため改築出願大正元年(1912)9月17日許可同年11月11日落成届出。明治9年(1876)神社規則の改正により無格社となる。
 昭和21年(1946)宗教法人令による手続きを経て、同26年(1951)法人格となり現在に至る。
 
主な事業  例祭7月3日、祈年祭2月18日、新嘗祭11月24日、元旦祭1月1日、月並祭(命日祭)毎月3日
 
<歴代宮司> (日浦)稲荷神社に同じ

海積神社(古武井