赤禿(あかはげ)

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 『北海道蝦夷語地名解』によれば、「フーレピラ、赤厓(アカハゲ)、和人赤禿ト伝フ」と記されている。この地名は寛政三年(一七九一)『蝦夷廼手布利』(菅江真澄の紀行文)に最初に見られる。この部分を書き下し文にすると次のようになる。~「赤兀(アカハゲ)といって高さもはかり知れないほどの高い岩の上に鵜(う)が巣をつくっており、雛鳥がたいへん多く、羽をはばたきながら群れさわぎ、小さな身でえさを食べ、親鳥のまねをしている」
 また弘化二年より四年(一八四五~四七)に至る記事をまとめた松浦武四郎の『蝦夷日誌』によれば、「恵山の第一の岬なり。波浪荒くして小舟甚危し」と記されている。