古部との郵便・電信・電話

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 古部村は茅部尾札部村の一村落であり、本来であれば尾札部郵便局に所属し、郵便・電信・電話等の取り扱いを受ける筈であるが、古部村より尾札部村に至るには約八キロメートルの峻嶮な山道を歩かねばならず危険であった。またこの道は冬期間使用が出来なくなるため、一年中通行の求められる、郵便・電信・電話の連絡路としては不適当であった。このようなわけでどうしてもこれらの仕事は、椴法華郵便局経由で行われなければならなかった。このため椴法華・古部間の山道は、時々青年団等の手に依り修理され、積雪の為通行不能となった場合など、両村青年団が活躍し道路の確保に当ったといわれ、古くは明治三十年頃からなされていたようである。