椴法華病院の焼失

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 大正十二年五月二日、島に発生した大火により三十戸を焼失する。この時焼失した建物の中には椴法華村の虎の子ともいうべき椴法華病院が含まれており、村民はもちろん古部住民その他近隣の人々を大いに心配させる。古老の語るところによれば、直ちに付近に仮病院が開設され、残された医薬品と函館から購入した医療器具、薬品その他近隣町村からの寄付により診療がはじめられたといわれている。