火防宣伝

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 大正十二年の大火後昭和時代に入っても、消防組や婦人会は意気込みも強く火防宣伝に活躍した。この様子を当時の新聞は次のように報じている。
 
   昭和二年十二月八日  函館日日新聞
   過年本村大火三十六戸を焼失せしめし以来各自火防に注意、今日まで事なきを得たるは消防組・火防組合役員の努力に俟つもの大であるが一面火災の惨状を周知一般覚醒の賜である。
   余等其職にある者は日夜生命財産の保護に盡すと共に一面水利の利用機具の改善部落の連絡等を計り一朝有事に備へたき覚悟である。是等改善は一日村有力者の後援に俟ち漸次実現を期す次第である。
 
   昭和三年一月十三日  函館日日新聞
  椴法華
   去る十二月二日、火防デー実行後、火防実行につき最も適切なる方法、『火事を出さずにするにはどうすれば最も良いか』の下に懸賞募集せし所多数応募者あり……
 
   昭和三年四月九日  函館日日新聞
   今回火防衛生普及宣伝のため椴法華倶楽部に於て活動写真を五・六の両日に行ひ毎日満員の盛況