目次
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第十二編 災害
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第二章 噴火・津波・その他
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第二節 昭和時代の噴火・地震
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一 戦前の噴火と津波
昭和八年の津波
1121 ~ 1122 / 1354ページ
昭和八年三月四日 函館毎日新聞
椴法華
の被害莫大
三陸地方一帯を襲った今暁の津浪の餘波をうけて
渡島
管内下海岸一帯にも相當被害あり現在迄支廳に到達した報告によれば
石崎
村にては多量の鰮粕、流出され
椴法華
村では磯船十五隻を流失したが今朝になつて大部分を引き揚げその中五隻は破損甚だしく使用に堪えず一隻は行方不明となり外に鰮粕三十石と莚(むしろ)千五百枚を流出しその他漁具の流失見積り約一千圓で被害額は目下調査中であると。(津波は三月三日)