目次
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第十二編 災害
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第三章 海難事故
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第二節 明治以後の海難事故
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一 明治時代の海難
永壽丸の椴法華乘り上げ
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明治二十二年七月三日午前四時汽船永寿丸海霧のため
椴法華
村近海に座礁、この時の様子を当時の新聞は次のように記している。
明治二十二年七月四日 函館新聞
○永壽丸乘揚げ
大坂
川印所有汽船永壽丸は昨日午前四時頃亀田郡
椴法華
村近海にて海霧の為め海岸へ乘揚げしが同日午后四時其報知當地へ達したるを以て汽船巴
渡島
丸は引卸のため昨夜該地へ向け出發せりと。
永壽丸はその後、満潮を待ち自力で浮び、函館へ帰着する。