三代南茅部町長佐藤貞勝は、大正一五年九月一五日生まれで、南茅部町字木直(ポン木直)の出身である。木直小学校に入学、昭和一二年、家族とともに函館市へ転居した。
昭和一六年四月、海軍航空技術養成所に入学、二〇年八月修了。
昭和二一年五月、北海道庁渡島教育課に勤務。二三年、北海道教育委員会事務職に任用される。三二年九月、教職員係長、三八年根室地方教育局次長、四〇年学校教育課指導事業係長となり、四二年五月退職。
昭和四二年六月、南茅部町助役に就任。四六年六月、助役に再任された。七月、ばんだい号の遭難に際し米田町長の捜索を指揮。七月六日、町長職務代理者となり、町長選に立候補して昭和四六年八月二一日町長に就任した。
若さと情熱と行動力、能弁さをもって、会う人を魅きつけ精力的に町政を前進させた。