小川幸一郎

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茅部臼尻村大字臼尻臼尻五十一番地
  幸松の子にして前記小川幸吉の孫なり。現今函館区谷地頭町に居住す。
  父祖の遺業を継ぎ漁業及農林業に精励し、殊に植樹は嗣子幸五郎と共に増殖を図り、一面村民を勧誘せり。
  今や其所有林か模範林を以て目せらるゝに至りしは亡祖父の率先植栽せしによると雖も亦幸一郎か保護の功績に俟つへきもの大なり。現今同家の植樹数は十二萬餘本に達し其中樹齢に達し用材に適するもの七萬餘本あり。