川汲温泉ホテル

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昭和四五年、温泉ホテルの新築によって、薬師堂の正面に大きなホテルの建物が建ったので、川汲山道の往来から、また、ホテルの客からも見えなくなった。
 社長小田原梅男夫人みつ(大正元生)は、温泉の近くで交通事故などがつづくことを憂慮して、薬師堂の移転改築を発願、ホテルの玄関前に遷座した。
 この移転に先だって旧薬師堂を解体したところ、内壁の板壁に使われていた明治前後の記帳と思われる落書が多数発見された。昭和五八年、山中治が社長となる。

(表)温泉分析書


(表)温泉分析書別表


川汲温泉ホテル 平面図

       (畳)
武揚      八
五稜     一〇
台場     一〇
黒鷲     一〇
函館山     六
仁山      六
駒ヶ岳     六
恵山      八
城岱      八
新館梅の間   六
新館竹の間  一〇
新館松の間  二一
磯谷     一〇
大船     一〇
弁天島    一〇
沖       六
潮       六
岬       六
磯       八
渚       八