とくに戦後まもなくはじまる経験学習などの教授法、教材研究は教師ひとりひとりが対等な立場で教育への情熱をかたむけた。
いくつもの校内、村内、管内の研究会への参加も積極的になされた。そしてついに昭和二六年、町村の研究所が森町に誕生した。同年八雲、七飯、大野に町村研究所が設立した。
この年一〇月、渡島教育研究所が創立され発足した。
管内に続々誕生していく研究所の殿(しんがり)に昭和三二年九月、尾札部村教育研究所が設立され、同年同月臼尻村教育研究所が設立された。そして昭和三四年、南茅部村の発足により新しい南茅部村立教育研究所が設立され、町制施行により町立教育研究所となった。
この年、南茅部町の教育目標が策定された。以来、年々研究課題を設定して、町内の小中学校の教員が力をあわせ教育研究や教育事業を続けてきた。
○教科課程の編成
○町文集やしおの発行 ○研究紀要発行
○少年陸上競技会の開催
など数多い教育事業が着実にとりくまれてきた。
(表)南茅部町教育研究所の沿革
南茅部町教育研究所予算
昭和三四年 | 二三八,〇〇〇 | ||||||
三五 | 二八六,〇〇〇 | ||||||
三六 | 二二一,四〇〇 | ||||||
三七 | 研究所費 二二一,四〇〇 | ||||||
三八 | 二七九,四〇〇 | 文化祭委託 二五千円 | 教科課程編成 総務負担金 五〇千円 | ||||
三九 | 少年陸上補助金 (総務費負担) 一〇千円 | 七〇 | 研究所講師謝礼 (総務費) 六千円 | ||||
四〇 | 一〇 | 七〇 | 九 | ||||
四一 | (二八) | 学芸会発表委託料 二〇 | (四五五)千円 | ||||
四二 | 二〇 | (七〇) | 六〇〇 | (一六) | |||
※要望 | ※(六四三) | ||||||
四三 | 四三 | 二五 | 六〇〇 | ||||
四四 | 五〇 | 二五 | 六〇〇 | ||||
四五 | 四〇 | 六〇〇 | |||||
四六 | 社会教育委託料 六〇 | 七二〇 | |||||
四七 | 八〇 | 文化祭委託料七〇 | 九六〇 | ||||
※(八五) | ※(一,二九九) | ||||||
四八 | 九〇 | 七〇巡回展 一三千円 | 補助金 九六〇 | ||||
四九 | 一一〇 | 八〇 | 負担金 九六〇 | ||||
五〇 | 文化祭社会教育委託 音楽発表会 一〇〇 | 教員研修 | 研究所(負担) 一,四六〇 | ||||
(一三〇) | (一,一五〇) | ||||||
五一 | 社会教育費委託 一〇〇 | 六〇〇 | |||||
五二 | 学校研究事業 一,三〇〇千円 | 一〇〇 | |||||
五三 | 交付金 一,二七四 | 一五〇 | 一〇〇 | 教員研修 三二四 | 一般補助金 七〇〇千円 | ||
五四 | 一,二七四 | 一五〇 | 一〇〇 | 三二四 | 七〇〇 | ||
五五 | 一,二七四 | 一五〇 | 一〇〇 | 三二四 | 七〇〇 | ||
五六 | 一,四五六 | 一五〇 | 音楽発表会 一二〇 | 三二四 図書 | 一六二 | 七〇〇 | |
五七 | 一,九〇六 | 一五〇 | 一二〇 | 三二四 | 一六二 | 七〇〇 | 研究費 四五〇 |
五八 | 二,三八六 | 一五〇 | 一二〇 | 三二四 | 一六二 | 七〇〇 | 四五〇 |
社会科ワークブック 四八〇 | |||||||
五九 | 一,九〇六 | 一五〇 | 一二〇 | 三二四 | 一六二 | 七〇〇 | 四五〇 |
六〇 | 二,四八一 | 一五〇 | 一二〇 | 三二四 | 一六二 | 七〇〇 | 四五〇 |
社会科ワーク 五七五 |
(表)社会科ワークブック発行の沿革一覧