白市稲荷神社力石 しらいちいなりじんじゃちからいし

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所在地 東広島市高屋町白市
年 代 江戸時代
形 状 花崗閃緑岩 高さ三〇cm ヨコ五五cm タテ一六〇cm
銘 文 力石 七十五メ(貫) 白市
概 要 江戸時代、神社の例祭での余興に力自慢の若者が力石を持ち上げてその腕力を競った。差し石ともいう。
 港町では荷の運搬が盛んで力自慢の男が多く、神社、仏閣に「奉納、力石、何貫、紀年銘」が刻まれた石がたくさん集まっているのをみかける。
 山間地の白市にあることは珍しいが、かつて白市は牛馬市、神明祭、市立で大勢の人でにぎわった名残であろう。

[白市稲荷神社力石]