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供養塔 くようとう
 供養とは仏または死者の霊に香華、灯明、食物などの供物を捧げることを主とするが、精神的なものを捧げることも含める。また人類が日常生活で関わりの深い鳥獣や、針などの器具に感謝の意を表すことも行われている。
 その供養のために造立した塔を供養塔という。人以外の場合は塔以外に碑やを付ける場合が多い。本書では人の場合を供養塔、人以外の場合を供養碑と区別する。
 
蔵田備中守 くらたびっちゅうのかみ
 大永三年(1523)鏡山城が尼子氏に攻められた時の城番で、城兵の命を助け自刃して開城した。