広島中央エコパークは、西条町にあるごみ処理施設なんだね。
あれ？東広島市にあるごみ処理施設なのに、どうして「広島中央」という名前なんだろう？

広島中央エコパーク」には東広島市のごみ袋だけじゃなくて、竹原市や大崎上島町のごみ袋もやってくるみたいだね。
3つの市町が広島県の真ん中あたりにあるから「広島中央」と名づけられたのかな。
これからは、1つのまちだけでごみ処理を考えるんじゃなくて、まわりの市町村と協力しながら取り組まないといけないんだね。

広島中央エコパークには、高効率（こうりつ）ごみ発電施設や汚泥（おでい）再生処理センター、エコ広場、のびのび広場、わんぱく広場、緑の散歩道、足湯などたくさんの施設があるね。でも、いったいどんなところが「エコ」な「パーク」なんだろう？

「広島中央エコパーク」では、ゴミを高温で溶かすことでスラグやメタルという資源に変えているよ。このスラグやメタルは、道路や建設機械をつくる材料に使われるよ。
また、ゴミを燃やす時に生まれる熱を使って水をわかすことで蒸気をつくって、その蒸気で発電機を回して電気もつくっているんだ。
広島中央エコパークはゴミやエネルギーを再利用して循環（じゅんかん）させる、ゴミを出さないごみ処理施設なんだな。

「広島中央エコパーク」にあるエコ広場、のびのび広場、わんぱく広場では遊具や健康器具を使って楽しんだり、発電した電気でわかした足湯に入ったりすることができるんだ。また、管理棟（とう）１階にはカフェがあって、休けいしたりくつろいだりすることもできる。
しかも、施設内には学習コーナーがあって、ゴミ処理の仕組みやし尿の分解に活やくする微生物の働き、発電の仕組みなどについて勉強することもできるぞ。
広島中央エコパークは、私たちが楽しんだり学んだりすることができる娯楽（ごらく）施設でもあるんだな。