解題・説明
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「御奉書」については、「御奉書目録第一」を参照のこと。この目録は、宝永7年(1710)の年紀をもつ。同年は4代藩主津軽信政が死去した年であり、「御奉書目録第一」が信政治世の途中で終わっているのに対して、3代信義と4代信政に与えられた奉書について一覧したものである。「御奉書目録第一」との大きな違いは、なにより一件ごとにその要点がすべてに記述されていることで、具体的な内容は不明ではあるが、概要については把握するのが可能となっていることである。また「竪」「切紙」などの様式に関わる記載も格段に増加している。(浪川健治)
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