目次
/
新編弘前市史 通史編1(古代・中世)
/
第5章 中世後期
/
第三節 南北交易と「境界地域」津軽
五 城館の発掘成果
428 ~ 429 / 553ページ
城館
のなかでは、
城館
主や一族郎党そして
家臣団
および従属する下人・職人・工人・商人などが生活しており、それぞれ日常生活のなかで文化的な行為や宗教的行為を行っていた。
しかしながら、前項でもみたように一般集落から出土する
遺物
に関しては、主として食膳具や生産に関連した
遺物
が多いのに対し、
城館
はそれらとともに防御的な施設や文化的な
遺物
を出土することに遺跡としての特徴がある。
ここでは、弘前市内で行われた
城館
調査の成果をまとめておくことにしよう。