目次
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新編弘前市史 通史編3(近世2)
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第7章 藩政期の人々の生活
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第三節 町場の生活
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三 諸産業
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(四)瓦
瓦職人
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瓦職人
には経験年数と技能の程度によって位付けがあった。上々
瓦師
・上
瓦師
・中
瓦師
・下
瓦師
・下々
瓦師
の五段階である。職位と給与(日給)について、貞享四年(一六八七)の例では上々
瓦師
一匁七分二分増、上
瓦師
一匁五分三分増、中
瓦師
一匁三分一分増、下
瓦師
一匁三分三分(ママ)増とあり、職位相応の待遇がなされていた。増分は町
瓦師
を引き止めるために、
瓦師
頭から
普請奉行
へ申請された昇給額である。このころ、
瓦
の値段は一枚平均二分程度であった。