瓦職人

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瓦職人には経験年数と技能の程度によって位付けがあった。上々瓦師・上瓦師・中瓦師・下瓦師・下々瓦師の五段階である。職位と給与(日給)について、貞享四年(一六八七)の例では上々瓦師一匁七分二分増、上瓦師一匁五分三分増、中瓦師一匁三分一分増、下瓦師一匁三分三分(ママ)増とあり、職位相応の待遇がなされていた。増分は町瓦師を引き止めるために、瓦師頭から普請奉行へ申請された昇給額である。このころ、の値段は一枚平均二分程度であった。