凡例

一、『新編弘前市史』通史編は全五巻で構成し、本巻はその第四巻として、近・現代のうち明治および大正時代を収めた。

一、本文の記述は、原則として常用漢字および現代かなづかいを用いた。ただし、固有名詞・人名・地名および歴史用語については、この限りではない。

一、固有名詞・人名・地名には適宜ふりがなをつけた。複数の読み方があるものは、そのうちの一つを示したが、他を否定するものではない。

一、本文中の人名などには、原則として敬称は省略した。

一、年号は原則として和年号を用い、( )の中に西暦年を併記した。

一、年月日の表示については、明治五年十二月二日までは太陰暦を、それ以降は太陽暦を用いた。

一、本文中に職業や身分に関する卑称・賤称が史料表記のまま使用されている場合があるが、これは事実に基づく歴史研究に役立てるためであり、差別や卑称・賤称を容認するものではない。

一、歴史的地名は、その直下の( )内に現在の地名を併記した。

一、本文の記述にあたって、多くの資料・文献を参考にした。これら典拠は本文中の( )の中に示した。典拠について、資料は「 」内に、刊本は『 』内に表示した。

一、『新編弘前市史』資料編の参照箇所の表示については、次の略語をもって示した。

  『新編弘前市史』資料編4(近・現代編1)……資料近・現代1No.□

一、本書に掲載した写真・図版および写真・図版の元となった資料の所蔵者・提供者・典拠は巻末に一覧表として掲げた。なお、絵画に属するものは、美術作品も含めて便宜上写真に分類した。

一、本巻の執筆分担は次のとおりである。

  第一章 第一節・第二節 稲葉克夫、第三節 小岩信竹・神田健策・成田拓未・竹村俊哉・宮本利行、

      第四節 千葉寿雄・北原かな子

  第二章 第一節 稲葉克夫、第二節 中園裕、第三節 竹村俊哉・小岩信竹・宮本利行、

      第四節 神田健策・成田拓未、第五節 千葉寿雄・山田尚、第六節 千葉寿雄、

      第七節 稲葉克夫

  第三章 第一節 稲葉克夫、第二節 中園裕、第三節 小岩信竹・宮本利行・竹村俊哉、

      第四節 神田健策・成田拓未、第五節 千葉寿雄・山田尚・竹村俊哉、第六節 千葉寿雄