目次
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新編弘前市史 通史編4(近・現代1)
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第2章 明治後期の弘前
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第五節 教育の発展と充実
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三 幼稚園教育
児能花(このはな)幼稚園の設立
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明治四十二年(一九〇九)、本町(現弘前大学医学部敷地)に
児能花(このはな)幼稚園
が設立された。設立者は西茂森の泉
光
院住職柿崎素明で、仏教の教えのもとに幼児の保育に当たった。これは、本県における仏教関係の最初の
幼稚園
で、各方面から注目された。昔から関係の深いお寺の
幼稚園
というので、檀家のみならず市民からも親しまれた。同
幼稚園
は三年保育で定員は四〇人であった。児能花
幼稚園
は昭和二十一年(一九四六)まで続いたが、
青森師範学校
の弘前移転と同時に、同校附属
幼稚園
として園舎を譲渡し、廃園となった。