目次
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新編弘前市史 通史編4(近・現代1)
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第2章 明治後期の弘前
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第六節 弘前公園の開設と市民生活
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一 公園の開放
鷹揚園の命名
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明治四十一年九月、皇太子嘉仁親王殿下(後の
大正天皇
)が東北地方を行啓、二十三日弘前に御到着、公園に台臨になり、本丸から風
光
を観望せられた。十一月六日、公園に対して殿下から「
鷹揚園(ようようえん
)」と命名のお沙汰があり、これ以後、
弘前公園
という通称のほかにも、この名称をもって公園を呼ぶことになった。これを記念すべく、翌四十二年、本丸に「鷹揚園記碑」が建立された。撰文は三島毅、書は日下部鳴鶴で堂々たる碑である。