目次
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新編弘前市史 通史編4(近・現代1)
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第3章 大正期の弘前
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第五節 教育の拡充
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一 初等教育
小学校のスキー備え付け
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大正
二年(一九一三)一月八日、
和徳小学校
に初めて
スキ
ーが備え付けられた。たった一組である。同校学校日誌に「此ノ日代官町
大石無人
ヨリ中野式
スキ
ー一組(価格六円)ヲ寄附サレタリ」と記載されている。大石が寄附した中野式
スキ
ーというのは、どのような
スキ
ーなのか不明であるが、一本杖で、金具が靴底を覆い、滑走のときは靴と金具が一緒に動くようになっていたのでなかろうか。この
和徳小学校
備え付けの一組の
スキ
ーから、本市の
小学校
体育に漸次
スキ
ーが採り入れられていったのである。