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写真181 ノクターン号出発式
しかし、バスの利用者は年々減少しており、自家用車の普及に反比例して、昭和四十四年ごろからは路線バスの実績がマイナスに転じた。一人一キロ運ぶ経費が約三二〇円の試算に対して、路線一キロ当たりの収入は平成元年では二六〇円と走れば走るほど赤字が膨らんでいく状態である。こうした状況に対応するため、平成二年十二月には沿線二八市町村と懇談会を開催、これに学識経験者を加えて「津軽の路線バス研究会」が発足し、路線の再編成や料金割引体系の見直しなどの検討がなされた。
長距離バスと赤字路線