昭和三十三年以後は、計画に基づく統合の促進を望む地区は一つもないまま、昭和三十五年を迎えた。計画案の再検討を迫られた市教育委員会は、専門家一〇人を嘱託員に依嘱して、改めて調査と研究を重ねた結果、同年十二月に次の修正案を発表した。
① 清水中学校を廃止して第四中学校に統合する。
② 堀越中学校と豊田中学校を統合して新たに一校を設ける。
結局、③に示した各校の統合は諸般の事情により一応五ヵ年計画から除き、とりあえず①と②の統合に力を入れることにした。まず、三十六年度には第四中学校と清水中の統合を終え、次いで堀越中と豊田中の廃校統合による第五中学校新設の計画に取りかかった。