大正13年(1924)度

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26シーズン目

関東ラグビー蹴球協会創立
 関東のチーム数が18となり、対抗戦、定期戦にとどまらず、各種大会が行われるようになり、必然的にラグビー競技を総括する組織が必要となってきた。関東では各校のOBで組織されていたAJRAが母体となり、大正13年6月20日に関東ラグビー蹴球協会が創立した。会長は田中銀之助、理事長に橋本壽三郎が就任した。
第3回早慶戦で初めて入場料を徴収
 第1回早慶戦(大正11年)の実施に当たり、早大が提案した入場料徴収問題は、アマチュアリズムに抵触すると侃侃諤諤(かんかんがくがく)の論議を呼び、容易に結論が出ずに先送りとなっていた。第3回早慶戦では、関東協会が創立されたことを受けて、協会の主催で入場料を徴収するのはやむを得ないと、関係者の了承を得ることができた。『関東協会50年史』には、「入場料30銭、入場者数3,585名、売上1,075円50銭、当日の経費263円55銭、残り3分割[協会と両校]@270円65銭」とある。
各大学ラグビー部の創立
 法政大学、中央大学、青学大学、北海道大学などにラグビー部が創立した。
九州にラグビー始まる
 九州ラグビークラブが創立、慶大が遠征して記念試合を行った。『九州ラグビー史』P26に「そもそも九州ラグビーのことはじめは、大正13年9月13日[同史P57及び他の資料には23日となっている]九州ラグビー倶楽部発会式を兼ねて、横山道夫が計画した慶応との試合であった。この時は関西から伊丹三郎、田邊九萬三、杉本貞一など豪華メンバーが駆けつけて、九州倶楽部に出場している」とあり、この試合が翌年同クラブが中心となって西部協会九州支部が設立される推進力となった。
T13(1924).9.23慶大19−0●九州クラブ
G:春日原運動場R:稗田幸三郎

第8回日本蹴球大会(甲子園球場)
 中学の部は京都一商、同志社中、立命館中、京都中、京都三中、北野中、天王寺中の7校が出場、京都一商が念願の初優勝を遂げた。
 大学高専の部は三高同大関西大、大阪高商、早大高等学院、大阪高校、関西学院、大阪外語の8校が出場、三高が3連覇を飾った。『関西協会史』P291に「参加チームが増えたため、予選は鳴尾及甲陽中学のグランドをも使用した」とある。
その他の主要試合
〈関東〉
T13(1924).10.26早大33−0明大
G:早大戸塚R:増田鉱太郎第2回定期戦
T13(1924).10.31●関東OB0−8○関西OB
G:神宮競技場R:田邊九萬三第8回
T13(1924).11.16早大19−0YCAC
G:横浜根岸R:山口六助第6回定期戦
T13(1924).11.23○慶応義塾17−0早大
G:三田綱町R:増田鉱太郎第3回定期戦
T13(1924).11.29東大14−3明大
G:一高R:目良篤第2回定期戦
T13(1924).12.6明大21−0●立大
G:立大R:増田鉱太郎第1回定期戦
T13(1924).12.10早大31−3●商大
G:早大戸塚R:香山蕃第2回定期戦
T13(1924).12.14東大24−8●商大
G:一高R:香山蕃第1回定期戦
T13(1924).12.27早大42−0●立大
G:早大戸塚R:大町清第1回定期戦
T13(1924).12.28京大12−8東大
G:一高R:香山蕃第4回定期戦
T13(1924).12.31○慶応義塾19−3京大
G:三田綱町R:橋本壽三郎第2回定期戦
T14(1925).1.4○慶応義塾6−0三高
G:三田綱町R:奥村竹之助第12回定期戦
T14(1925).1.7○慶応義塾6−0同大
G:三田綱町R:朝桐尉一第12回定期戦
T14(1925).1.5同大52−0●立大
G:立大R:大久保第1回定期戦
T14(1925).1.8三高12−0東大
G:一高R:香山蕃第3回定期戦
T14(1925).1.9同大3−5早大
G:早大戸塚R:香山蕃第2回定期戦
T14(1925).1.14早大3−9東大
G:早大戸塚R:橋本壽三郎第3回定期戦
〈関西〉
T13(1924).11.8三高16−3●KRAC
G:神戸東遊園地R:スペンス第25回定期戦
T13(1924).11.15同大6−0●KRAC
G:神戸東遊園地R:スペンス第20回定期戦1)
T13(1924).11.22京大24−9●KRAC
G:神戸東遊園地R:スペンス第2回定期戦
T13(1924).11.23三高5−3同大
G:三高R:リード第13回定期戦
T13(1924).12.10三高3−0京大
G:三高R:巌栄一第4回定期戦
T13(1924).12.20京大8−0●KRAC
G:神戸東遊園地R:不明第3回定期戦
T14(1925).1.24三高9−0●KRAC
G:不明R:不明第26回定期戦
T14(1925).2.11●関東OB8−12○関西OB
G:甲子園R:大脇順路第9回

1) 『関西協会史』による。『同大ラグビー史』にはこの試合の掲載がない。