昭和17年(1942)度

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44シーズン目

前期シーズン
【大学】 早大が2年連続の全国制覇 大学が繰り上げ卒業になったため、17年度の部員は春に、18年度の部員が秋に、それぞれシーズンを繰り上げて試合を行った。早大同大との対戦がなかったが、6月7日に京大を32−5で倒して、2年連続6回目の全国優勝と認定された。/関東は早大、関西は同大 第15回関東大学対抗戦は早大が5戦全勝で2年連続6回目の優勝を遂げた。第16回関西大学対抗戦は同大が4年ぶり6回目の優勝。
【その他】 高専は明大専門部、中学は天王寺中が初優勝 戦時下となり、スポーツはすべて政府が統制するようになった。文部省が組織した大日本学徒振興会が主催する大会となる。第18回高専大会は明大専門部が西南学院を17−11で破り初優勝を遂げた。第25回中学大会は天王寺中が6−0で福岡中を破って初優勝を果たした。この大会が戦前最後の、そして南甲子園での最後の大会となった。
【国際】 早大は8月10日に満州遠征を行い、満州建国10周年慶祝東亜競技大会(2勝)に出場した。
後期シーズン
【協会】 学窓から戦陣へ 昭和18年2月11日、戦地へ出陣する学徒を惜別する東西学徒選抜試合が神宮競技場で行われ、関東学生が32−21で関西学生に勝利を収めた。
【大学】 慶大が12年ぶりに全国制覇 第17回東西王座決定戦は、慶大京大同大を破って、12年ぶり3回目の全国制覇を遂げた。/関東は慶大、関西は三すくみ 慶大が13年ぶりに早大を破り、第16回関東大学対抗戦に全勝で優勝した。第17回関西大学対抗戦は三すくみで優勝預かりとなった。/警戒警報発令で早慶戦延期 11月23日の早慶戦が、警戒警報発令のため29日に延期された。
【国際】 朝鮮鉄道が10回目にして最後の来日。33−0京大、24−14同大、41−0札幌鉄道局、47−0日本内燃、38−9満州電業と、5戦全勝の成績を収めた。