昭和25年(1950)度

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52シーズン目

【協会】 試合時間は両校の話し合いに戻る 日本協会は40分ハーフで行っていた試合時間を、両校の話し合いで35分でも可とした。
【ルール】 タックル後のボールはまず足でプレーすること[一度足でプレーしないと拾うことは不可]。
【大学】 早大2年ぶりの全国制覇 第22回東西王座決定戦で、早大が関西4連覇の関西学大に16−3で勝ち、さらに新設の九州朝日招待試合でも24−3で九州代表を下し、2年ぶり8回目の全国制覇を達成した。/関東は早大が優勝、関西は関西学大の4連覇 早大が第21回関東大学対抗戦に全勝し2年ぶり8回目の優勝を遂げた。明大はダブリンシステム、慶大はセブンFWに戻るなど各校が新戦法を探っている。第22回関西大学対抗戦は関西学大が4年連続4回目の優勝を果たし、王者として君臨している。
【社会人】 実業団大会は八幡製鉄が初優勝 第3回実業団大会は八幡製鉄が32−0でトヨタ自工を破り初優勝、このあと社会人大会の盟主として日本を引っ張っていく常勝チームがここに誕生した。
【地域】 三地域対抗試合で関東代表初優勝 第4回三地域対抗で関東代表が関西代表を59−14、九州代表を24−5で連破し初優勝を遂げた。/第5回学生東西対抗は関東学生が57−9で勝って3連勝。/九州朝日招待試合始まる 朝日新聞社が九州ラグビー界の普及育成のため、1月15日に大学最優秀校を招待して九州代表と対戦する九州朝日招待試合を創設した。第1回は早稲田大学が出場し24−3で九州代表を破った。日本選手権試合が誕生するまで、大学チームはシーズン無敗で朝日招待に勝ち全国制覇することを目標としていた。昭和39年度以降は3月に学生選抜を招待するなど、日程や招待チームを変えて続けられたが、平成22年3月、第60回をもって終了する。
【その他】 新制大学大会(現在の地区対抗大会)始まる 学制改革により、高専大会が発展的に解消、第1回新制大学大会が名古屋市の瑞穂ラグビー場で行われた。この大会は第3回から全国大学大会と呼称変更し、第18回から全国地区対抗大会となり現在に至っている。第1回大会は西南学大が9−3で北海道大水産学部を破って優勝した。/高校は天王寺高、国体は成年福岡県、少年秋田県が優勝 第30回高校大会は天王寺高が8−0で秋田工を破り、秋田工の4連覇を阻んで5年ぶり2回目の優勝を遂げた。第5回の国体は愛知県名古屋市で開催され、成人の部では福岡県(全福岡)が9−8で東京都(全東京)を破り前回の雪辱を遂げた。少年の部は秋田県(秋田工)が17−0で大阪府(四条畷高)を破って優勝した。