77シーズン目
【ルール】 ケガによる2名の交代が19歳以下だけでなく正式に適用された。メートル法が正式に採用された[日本では昭和33年度より実施済み]。【代表】 日本代表豪州遠征(4勝5敗) 日本代表は第1回の豪州遠征を行い、各地で熱戦を演じてラグビーファンの歓待を受けた。テストマッチの豪州戦は7−37、25−50と点差は開いたが、内容のある戦いであった。
ウエールズ代表来日(4勝) 全盛期のウエールズがフルメンバーで来日、日本を粉砕していったが、レッドドラゴン[ウエールズ代表の愛称]は、力強く華麗なプレーで日本のラグビーファンを魅了していった。テストマッチ以外の試合は32−3早大近鉄連合、34−7日本B代表であった。
NZ大学選抜来日(4勝) NZUは今回も強かった。テストマッチで45−6と日本代表を一蹴したほか、48−0九州代表、69−6関西代表、39−6早大明大連合となぎ倒していった。
【選手権】 明大が初の日本一 第13回日本選手権では明大が37−12で三菱自工京都を破り、初の日本一の栄冠を獲得した。明大は笹田学主将、松尾雄治副将に率いられた明大史上最高のチームだった。
【大学】 大学選手権は明大が優勝 第12回大学選手権決勝で再び顔をあわせた早明の決戦は、超満員に埋め尽くされた国立競技場で、明大が18−7と快勝し3年ぶり2回目の王座についた。早明の熱戦で大学ラグビーの人気はますます高まっていく。/対抗戦は早明双方優勝、リーグ戦は専大 第46回関東大学対抗戦は早明戦で10−10の引き分けとなり、早大が6年連続20回目、明大が13年ぶり13回目の優勝となった。第9回の関東大学リーグ戦は専大が6勝1分で2年ぶり3回目の優勝した。/関西は天理大、九州は福岡工大が優勝 第47回関西大学リーグ戦では天理大が同大を破って7戦全勝で3年連続4回目の優勝を果たした。九州は福岡工大が50−10で長崎大を破り6回目の優勝を遂げた。
【社会人】 三菱自工京都が優勝 第28回社会人大会で三菱自工京都が東京三洋を17−10で下して、4年ぶり2回目の優勝を遂げた。/関東はリコー、関西は三菱京都、西日本は八幡が優勝 第16回関東社会人リーグは、リコーが警視庁を27−13で破り2年ぶり5回目の優勝。/第18回関西社会人Aリーグは、三菱自工京都が6戦全勝で5年ぶり2回目の優勝。/第4回西日本社会人リーグは、新日鉄八幡が5戦全勝で2年ぶり3回目の優勝を遂げた。
【地域】 第30回の学生東西対抗は関東が49−21で関西を破り対戦成績を26勝4敗とした。/第26回朝日招待は日本学生代表が25−15で九州代表を退け3年連続8回目の勝利を収めた。
【その他】 高専は函館工専、高校は国学院久我山高が初優勝 第6回高専大会では函館工専が27−7で富山商船高専を破り2年ぶり2回目の優勝。 第55回全国高校大会で国学院久我山高が25−9で目黒高との東京決戦を制し初優勝を果たした。/地区対抗は福岡大が優勝、教育系は愛知教育大が初優勝 第26回地区対抗大会は福岡大が23−6で名城大を下して5年ぶり3回目の優勝、第11回教育系大学大会は愛知教育大が29−9で秋田大を破って地元でのうれしい初優勝を飾った。/国体は成年愛知、少年が東京と岩手、教員は千葉が優勝 第30回三重国体は久居市で行われ、成年は愛知県(トヨタ自工)が30−0で群馬県(東京三洋)に勝ち、少年Aは東京都(全東京)が18−12で三重県(全三重)を下し、Bでは岩手県(全岩手)が42−6で埼玉県(全埼玉)に勝ち、教員では千葉教員が22−6で和歌山教員を下しそれぞれ優勝した。
【セブンズ】 第1回香港セブンズに日本代表出場(7人制大会参照) 昭和51年3月28日に行われた第1回香港セブンズに出場した日本代表は、カップトーナメントの準決勝でNZに0−18で敗れた。これ以後今日まで日本協会は香港セブンズに代表チームを継続的に出場させている。
【国際】 5月に近鉄が韓国遠征(2勝)を行った。/12月に豪州NSW高校選抜(7勝)が来日した。/東京三洋が3月にNZ豪州遠征(1勝3敗)を行った。/高校代表海外遠征 3月に第2回高校日本代表の海外遠征(イングランド、7敗)を実施した。