昭和60年(1985)1月15日 第22回日本選手権試合

国立競技場

新日鉄釜石 31-17 同大

3年連続同大を破りついにV7達成

昭和59年(1984)度 第22回日本選手権試合
1985年1月15日 G:国立競技場 R:八木宏器 KO 14:30
新日鉄釜石 31 17 同大
1 石山 次郎(能代工) 12 13 1 木村 敏隆(③広島工)
2 多田 信行(黒沢尻工) 19 4 2 上滝  彰(④富士高)
C3 洞口 孝治(釜石工) 3 森川 進豪(②伏見工)
4 菊地  保(黒沢尻工) 1 T 2 4 圓井  良(④同志社香里)
5 瀬川  清(釜石工) 1 G 1 5 大八木 淳史(④伏見工)
6 高橋 博行(秋田高専) 2 PG 0 6 芝  全行(④独協高)
7 氏家 靖男(黒沢尻工) 0 DG 1 7 浦野 健介(③膳所高)
8 千田 美智仁(黒沢尻工) 8 土田 雅人(④秋田工)
9 坂下 功正(宮古工) 3 T 1 9 児玉 耕樹(③高鍋高)
10 松尾 雄治(明大) 2 G 0 10 松尾 勝博(③延岡東高)
11 金子 敦行(筑波大) 1 PG 0 11 清水 剛志(③伏見工)
12 金野 年明(一関工) 0 DG 0 C12 平尾 誠二(④伏見工)
13 小林 日出夫(明大) 13 福井 俊之(③同志社高)
14 永岡  章(慶大) 2 6 14 赤山 秦規(③大分舞鶴高)
15 谷藤 尚之(函館西高) 15 綾城 高志(②東山高)

 釜石は社会人準決勝で東芝府中と引き分け抽選勝ち。決勝は神鋼を22−0で破り、4年連続で決勝戦に完封勝ちという記録を添えた。同大は決勝の慶大戦で『幻のスローフォワード』の伝説を生むなど苦戦したが、大学選手権3連覇を引っさげての挑戦となった。

 前半3分同大は左オープンへ回して平尾、綾城、清水でトライ。釜石金野にPGを返されたが、33分にはラインアウトから土田がチャンスを作り、赤山がトライ10−3とリードする。36分には釜石CTB小林にトライを許し金野ゴールで13−12でハーフタイム。後半4分釜石は金野の3つめのPGで逆転するとペースを取り戻し、19分スクラムから松尾の飛ばしパスで永岡がトライ、金野ゴールで21−13。釜石は25分に1Tを加えたあと、同大、大八木にトライを許したものの、ノーサイド寸前にPKから松尾が手で大きく8の字を描くサインプレーでNo8千田がライン参加してトライ、31−17で連続優勝を7に伸ばした。