昭和62年(1987)1月15日 第24回日本選手権試合

国立競技場

トヨタ自動車 26-6 大東大

トヨタ大東大を破って3度目の日本

昭和61年(1986)度 第24回日本選手権試合
1987年1月15日 G:国立競技場 R:真下 昇 KO 14:30
トヨタ自動車 26 6 大東大
1 八角 浩司(保善高) 12 6 1 反町 光一(④本郷高)
C2 畠山 一寿(明大) 14 0 C2 島田  治(④大東一高)
3 池田 洋七郎(中京大) 3 矢島 雅人(③前橋商)
4 重村 政実(中京大) 1 T 1 4 日下 唯志(②八千代松陰)
5 塚本 浩二(帝京大) 1 G 1 5 岡部 慎司(③川口高)
6 竹村 光弘(帝京大) 2 PG 0 6 飯島  均(④府中西高)
7 安江 健二郎(関商工) 0 DG 0 7 上野  勇(③川越工)
8 宗雲 克美(佐賀工) 8 シナリ・ラトウ(①トンガ・カレッジ高)
9 南  隆雄(明大) 3 T 0 9 須藤  明(③大東一高)
10 新井 隆之(筑波大) 1 G 0 10 青木  忍(①大東一高)
11 国定 精豪(明大) 0 PG 0 11 ワテソニ・ナモア(①トンガ・アテレ高)
12 朽木 英次(日体大) 0 DG 0 12 佐藤 博剛(③大東一高)
13 田村  誠(帝京大) 13 船田 義雄(④大東一高)
14 中川 俊一(早大) 10 10 14 高田 国芳(②大東一高)
15 赤山 秦規(同大) 15 黒沢  誠(③深谷高)

 トヨタが前年の悔しさを生かして日本一の座を獲得した。前年スクラムの判定に泣いたトヨタは、重戦車FWの大東大を圧倒して勝利をつかんだ。平均体重で約10キロ上回る大東大に対して、トヨタは八角、畠山、池田が固いパックでスクラムを押し優位に立つ。前半トヨタは12分赤山のPGで先制、15分大東大ボールのスクラムを奪って展開、連続攻撃からCTB朽木、FL竹村とつないでトライ、9−0とリードを広げた。大東大も24分にWTBナモアのカウンターアタックでゴール前に迫り、スクラムからNo8ラトウの突進をフォローしたPR反町が飛び込んでトライ、黒沢ゴールで9−6と肉迫した。トヨタがPGを加えて12−6で折り返す。後半一進一退が続いたが、トヨタは30分にラックを連取して国定、33分に中川とトライを加え大東大を突き放す。終了間際にNo8宗雲がトライして26−6で勝利を飾った。トヨタの勝因は展開ラグビーの起点となったFW第一列の健闘であった。