平成8年(1996)2月25日 第33回日本選手権試合

国立競技場

サントリー 49-24 明大

雪で順延の決戦、サントリーが初の日本

平成7年(1995)度 第33回日本選手権試合
1996年2月25日 G:国立競技場 R:市川明夫 KO 14:00
サントリー 49 24 明大
1 中里  豊(筑波大) 34 7 1 満島 史隆(③大工大高)
2 坂田 正彰(法大) 15 17 2 山岡  俊(①山形中央高)
3 中村 直人(同大) 3 中地 嘉明(④報徳学園)
4 栗原 誠治(早大) 5 T 1 4 内村  豊(④明大中野)
5 グレン・エニス(BC大) 3 G 1 5 赤塚  隆(④大工大高)
6 大森  渚(秋田工) 1 PG 0 6 松本 幸雄(③函館有斗高)
7 清宮 克幸(早大) 0 DG 0 7 安藤 裕樹(④西陵商)
8 マックスウェル・オルソン(マリスト高) 8 神鳥 裕之(③大工大高)
C9 永友 洋司(明大) 2 T 3 9 西田 英樹(④天理高)
10 武山 哲也(日体大) 1 G 1 C10 信野 將人(④久我山高)
11 吉野 俊郎(早大) 1 PG 0 11 福田 茂樹(②深谷高)
12 今駒 憲二(早大) 0 DG 0 12 文平 龍太(④天理高)
13 岡安 倫朗(明大) 13 三輪 幸輔(③高鍋高)
14 尾関 弘樹(日体大) 13 6 14 山品 博嗣(②久我山高)
15 今泉  清(早大) 15 山下 太一(③明大中野)
交代【サ】甲野晃弘(中大)⑤、吉雄潤(早大)⑬
BC大はブリティッシュ・コロンビア大

 波乱万丈の年。まず神鋼が敗れずして8連覇の夢を断たれた。社会人大会準々決勝でロスタイムにサントリー永友のPGで同点に持ち込まれ、トライ数2対1でサントリーが準決勝に進出した。そのサントリーが、三洋電機との決勝で、またもロスタイムの41分に尾関の劇的なトライ、永友の同点ゴールで両者優勝に持ち込み、トライ数4対3で日本選手権出場権を得た。3つめは大雪で日本選手権が翌週に順延されたことだ。

 サントリーはキックオフから連続攻撃でWTB吉野がノーホイッスルトライを決めるなど前半から尾関、坂田、吉野、永友と計5トライをあげて明大を圧倒した。明大は前半30分にLO内村がトライを返したが、34−7で前半を終了。後半は明大が奮起、CTB三輪、LO赤塚、内村と3トライを返しサントリーを尾関、大森の2トライに封じて17−15と互角に戦っただけに、前半の失点が惜しまれたが、結局49−24でサントリーが順当に勝利した。