平成10年(1998)2月1日 第35回日本選手権大会決勝

写真 機関誌
国立競技場
東芝府中 35-11 トヨタ自動車●
トヨタを圧倒して連覇達成
平成9年(1997)度 第35回日本選手権試合
1998年2月1日 G:国立競技場 R:岩下真一 KO 14:00
東芝府中3511トヨタ自動車
1溝辺 圭司(関東学大)1431木村 賢一(大体大)
2薫田 真広(筑波大)2182中嶋 信彦(京産大)
3中村 正人(筑波大)3高橋 一彰(大体大)
4釜澤  晋(大東大)2T04椎村 公彦(龍谷高)
5安田  桂(専大)2G05金城 秀雄(大体大)
6渡邊 秦憲(日体大)0PG16石井 龍司(三好高)
7高木 利幸(大東大)0DG07竹本  豊(中京大)
8ロバート・ゴードン(オタゴ大)8イシケリ・バシャロ(ナドロガ高)
9村田  亙(専大)3T1C9大原 勝治(大体大)
10島崎 正吾(佐賀工)3G010廣瀬 佳司(京産大)
11和田 賢一(東海大)0PG111パティリアイ・ツイドラキ(オタゴ大)
12新里 二郎(浪速工)0DG012大籔 正光(龍谷大)
C13アンドリュー・マコーミック(クライストチャーチ高)13勝野  大(日体大)
14森田 栄一郎(東洋大)141714仙波  優(関東学大)
15松田  努(関東学大)15曽我部 匡史(立命大)
シンビン=ツイドラキ(ト)

 大学優勝の関東学大がトライ数3対11、22−73の大差でトヨタに敗れたが、明大はトライ数6対8の36−58とサントリーに健闘した。決勝では東芝が5トライをあげ、トヨタを1トライに抑えて35−11で快勝、連覇を飾った。前半12分東芝はFL渡邉がトライ(村田ゴール)、14分トヨタ廣瀬PG、7−3で折り返すと思われた前半のロスタイムに、東芝はゴール前で得たPKを狙わずに速攻、攻撃方向をスイッチしてWTB和田がトライ(島崎ゴール)で14−3とした。後半トヨタのキックオフを松田がカウンターアタック、連続攻撃に持ち込みSH村田がトライ(村田ゴール)するノーホイッスルトライでトヨタを21−3と圧倒した。トヨタも廣瀬のPGとCTB勝野のトライで21−11と迫ったがここまで。東芝はマコーミックと薫田がトライ(いずれも島崎ゴール)で35−11と快勝した。東芝はPGを狙わずすべて速攻し、『攻め続ける』というコンセプトを明確に戦った。