平成12年(2000)2月27日 第37回日本選手権大会決勝

国立競技場

神戸製鋼 49-20 トヨタ自動車●

神鋼復活、5年ぶりの日本

平成11年(1999)度 第37回日本選手権試合
2000年2月27日 G:国立競技場 R:岩下眞一 KO 14:00
神戸製鋼 49 20 トヨタ自動車
1 中道 紀和(同大) 27 6 1 木村 賢一(大体大)
2 弘津 英司(同大) 22 14 2 中嶋 信彦(京産大)
3 清水 秀司(明大) 3 高橋 一彰(大体大)
4 小泉 和也(早大) 4 T 0 4 椎村 公彦(龍谷大)
5 ブレア・ラーセン(ロスミニ高) 2 G 0 5 山下 正博(名古屋工)
6 小村  淳(明大) 1 PG 2 6 菅原 大志(拓大)
7 冨岡  洋(明大) 0 DG 0 7 石井 龍司(三好高)
8 伊藤 剛臣(法大) 8 エロル・ブレイン(オークランド大)
9 苑田 右二(法大) 3 T 2 9 大原 勝治(大体大)
10 アンドリュー・ミラー(テ・プケ高) 2 G 2 10 廣瀬 佳司(京産大)
C11 増保 輝則(早大) 1 PG 0 11 パティリアイ・ツイドラキ(オタゴ大)
12 元木 由記雄(明大) 0 DG 0 12 大籔 正光(龍谷大)
13 吉田  明(京産大) 13 勝野  大(日体大)
14 大畑 大介(京産大) 12 9 14 難波 英樹(帝京大)
15 八ッ橋 修身(天理大) 15 曽我部 匡史(立命大)
交代【神】薬師寺大輔(日体大)⑩、カール・トッド(マヌカウ工大)④ 【ト】リチャード・コベントリー(ワイカト専)⑧、ロペティ・オト(大東大)⑮

 地震の痛手から立ち直った神鋼がトヨタを下して、5年ぶりの復活を遂げ、神戸市民と神鋼ファンを喜ばせてくれた。中道、広津、清水、冨岡、伊藤、増保、元木、吉田ら7連覇時代の若手がベテランの域に達し、小泉、小村、苑田、大畑、八ッ橋らの若手をLOラーセン、SOミラーが引っ張る新神鋼の出発であった。神鋼は多彩な攻めで7トライをあげ、トヨタの反撃を廣瀬の2PGとFL菅原、CTB勝野の2トライ(廣瀬2ゴール)に抑えて快勝した。神鋼のトライはラーセン、WTB大畑、ミラー、FB八ッ橋、CTB吉田、SH苑田、FL小村が奪ったものである。7人の選手がそれぞれトライをあげたのは、それだけ攻撃の幅が多彩であったということか。殊に神鋼の2つめのトライは、キックオフから展開してノーホイッスルでつなぎまくって大畑が飛び込んだもので、萩本監督は「あのノーホイッスルトライは素晴らしかった」と絶賛していた。