平成25年(2013)2月24日 第50回日本選手権大会決勝

国立

サントリーサンゴリアス 36-20 神戸製鋼コベルコスティーラーズ ●

サントリーサンゴリアス日本選手権も三連覇達成

平成24年(2012)度 第50回日本選手権試合
2013年2月24日 G:国立 R:麻生 彰久 
サントリーサンゴリアス 36 20 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
1 尾崎  章(同大) 15 3 1 平島 久照(福大)
2 青木 佑輔(早大) 21 17 2 安江 祥光(帝京大)
3 畠山 健介(早大) 3 山下 裕史(京産大)
4 篠塚 公史(法大) 2 T 0 4 伊藤 鐘史(京産大)
C5 真壁 伸弥(中大) 1 G 0 5 林  慶鍋(同大)
6 ジョージ・スミス(ブランビーズ) 1 PG 1 6 安井 龍太(東海大)
7 佐々木 隆道(早大) 0 DG 0 C7 橋本 大輝(京産大)
8 西川 征克(関西学大) 8 マパカイトロ・パスカ(立正大)
9 フーリー・デュプレア(ブルズ) 3 T 3 9 猿渡  知(帝京大)
10 小野 晃征(クライストチャーチB校) 3 G 1 10 山本 大介(筑波大)
11 小野澤 宏時(中大) 0 PG 0 11 大橋 由和(同大)
12 ライアン・ニコラス(オタゴ大) 0 DG 0 12 クレイグ・ウィング(NSW大)
13 平  浩二(同大) 13 ジャック・フーリー(ランドアフリカーンス大)
14 村田 大志(早大) 11 11 14 フレイザー・アンダーソン(チャーチ校)
15 有賀  剛(関東学大) 15 正面 健司(同大)
交代【サ】元申騎(明大)⑤、金井健雄(慶大)①、田原太一(同大)④、日和佐篤(法大)⑨、トゥシ・ピシ(クルセイダース)⑩、池谷陽輔(法大)① 【神】谷口到(筑波大)⑥、木津武士(東海大)①、前川鐘平(東海大)⑧、佐藤貴志(同大)⑨、今村雄太(早大)⑩、山崎基生(流経大)

 サントリーサンゴリアスが無傷のまま、トップリーグ連覇に続いて日本選手権三連覇を達成。アグレッシブに攻め続けるスタイルを貫く、見事な戦いぶりだった。

 2月24日、国立競技場の風は冷たく、強かった。決勝戦の相手は神戸製鋼コベルコスティーラーズ。前半、風上に立ったサントリーはSHフーリー・デュプレアのキックを軸に地域を進めながら戦おうとしたが、神戸製鋼がこれを切り返し、長い時間、ボールを持って攻め続けた。しかし、サントリーは粘り強い防御からFLジョージ・スミスらがボールを奪い取り、村田大志、小野澤宏時の両WTBが連続攻撃の最後を締めくくるトライで前半を15-3とリードした。

 後半は風上の神戸製鋼のキックをサントリーが切り返す逆の展開になったが、サントリーはミスなく攻めきって点差を広げた。終盤の神戸製鋼の怒涛の反撃は凄まじく、観客席を多いにわかせたが届かなかった。「前日の練習でノンメンバー(試合に出ない選手達)が、ウエイトトレーングで11人も新記録を出しました。きょう勝てたのは間違いなく彼らのおかげ。一人一人の持てる力は、昨年のチームより上だと言い切れます」と、大久保直弥監督はチーム全体の不断の努力を称えた。プレーの精度の高い、サントリーの見事な優勝だった。