昭和58年(1983)1月9日 昭和57年(1982)度 第19回大学選手権決勝

国立競技場

同大 18-6 明大

同大、昨年度の雪辱を晴らして日本

昭和57年(1982)度 第19回大学選手権決勝
1983年1月9日 G:国立競技場 R:真下 昇 KO 14:00
同大 18 6 明大
1 木村 敏隆(①広島工) 15 6 1 佐藤 康信(②秋田市立高)
2 中山 敬一(④同志社高) 3 0 C2 藤田  剛(④大工大高)
3 寺村 毅彦(④茨田高) 3 山中 正孝(②目黒高)
4 大久保 哲也(③長崎南高) 2 T 1 4 鈴木 清士(②東海大相模高)
5 大八木 淳史(③伏見工) 2 G 1 5 村松 研二郎(④久我山高)
6 二見 健太郎(④高鍋高) 1 PG 0 6 岸  直彦(④久我山高)
7 土田 雅人(②秋田工) 0 DG 0 7 高田 健造(③大工大高)
C8 阿部 慎二(④砂川南高) 8 河瀬 泰治(④大工大高)
9 児玉 耕樹(①高鍋高) 0 T 0 9 中谷  薫(③天理高)
10 坂元 寿彦(①大口高) 0 G 0 10 小林 日出夫(③目黒高)
11 東田 哲也(②大工大高) 1 PG 0 11 梅木(国定)精豪(①青学高)
12 白川 佳朗(④天理高) 0 DG 0 12 工藤 浩明(③大分舞鶴高)
13 早川 雅一(④阿倍野高) 13 長野 智行(②大分舞鶴高)
14 松井 俊也(④阪南高) 12 11 14 末永 卓也(①大津高)
15 平田 良作(④広島工) 15 籾山  裕(②目黒高)
交代【明】柳隆史(②大工大高)⑧、岡田明久(②天理高)③

 前年度同大は準決勝で明大に敗れたが、その雪辱を見事に成し遂げた。同大は主力のSO松尾、CTB平尾がケガから復帰できず苦しい布陣での戦いとなったが、木村、大八木、土田ら強力FWが活躍して優位に立った。児玉、坂元の新人ハーフ団の活躍も見事で、この大舞台で日体大慶大の関東勢をなぎ倒してきた同大の力は本物であった。

 明大は前半6分、No8河瀬の負傷退場が誤算であった。明大はスクラムから河瀬をサイド攻撃の核弾頭としてゲームを組み立てていたが、その計算に齟齬(そご)をきたした。同大は7分に松井のPGで先行、14分にはSO坂元が好走して阿部、木村とわたりトライ(ゴール)して9−0とリードする。明大もSO小林のキックを末永が取ってトライ(ゴール)したが、35分に明大ラインアウトのロングスローを同大土田が奪い白川がトライ、ゴールで15−6とした。後半はお互いに攻めきれず同大が1PGを加えて18−6で明大を突き放した。