平成12年(2000)1月15日 平成11年(1999)度 第36回大学選手権決勝

国立競技場

慶大 27-7 関東学大●

慶大創部100年を飾る悲願の大学日本

平成11年(1999)度 第36回大学選手権決勝
2000年1月15日 G:国立競技場 R:下井真介 KO 14:00
慶大 27 7 関東学大
1 田中 良武(④四条畷高) 12 7 1 久富 雄一(③佐賀工)
2 岡本 知樹(③桐蔭学園) 15 0 2 蔵  憲治(③鹿児島実)
3 安  龍煥(③慶応志木高) 3 櫻井 寿貴(②東農大二高)
C4 高田 晋作(④久我山高) 0 T 1 4 堀田  亘(③延岡東高)
5 阿久根 潤(④修猷館高) 0 G 1 5 川井 裕哉(④松山商)
6 三森  卓(④茗渓学園) 4 PG 0 6 古島 慶人(④東山高)
7 野澤 武史(②慶応高) 0 DG 0 7 服部 勲則(④延岡東高)
8 山本 英児(②修猷館高) 8 若松 大志(③錦江湾高)
9 牧野 健児(③久我山高) 2 T 0 9 増田  薫(③大楠高)
10 和田 康二(③清真学園) 1 G 0 C10 淵上 宗志(④佐賀工)
11 栗原  徹(③清真学園) 1 PG 0 11 矢口 和良(④茗渓学園)
12 田中 豪人(②清真学園) 0 DG 0 12 萩谷 昌之(④東山高)
13 瓜生 靖治(②小倉高) 13 吉岡 秦一(④延岡東高)
14 浦田 修平(③長崎北) 8 12 14 四宮 洋平(③桐蔭学園)
15 加藤 正臣(②慶応高) 15 萩原  徹(④安芸南高)
交代【慶】佐座正二郎(③東福岡高)①、中村秦登(③大分雄城台)③、川尻圭介(③修猷館高)⑫、高木洋彦(④慶応高)⑨ 【関】角濱嘉彦(②東山高)⑮、赤井大介(①大工大高)⑧

 対抗戦に15年ぶりの優勝を果たしたルーツ校慶大が、見事に、本当に見事に創部100年を飾る日本一に輝いた。キックオフから関東学大は果敢に攻めた。淵上、四宮が持ち込むが慶大のディフェンスは固い。強烈なタックルから切り替えした慶大が、WTB栗原の4PGで前半33分までに12−0とリードを広げる。慶大は野澤を切り込み隊長に、激しく前に出る攻防からチャンスをつかんだので価値あるPGだといえる。攻撃を封じられていた関東学大は前半38分ラックを連取して右に展開、淵上、吉岡でトライ、吉岡ゴールで7−12と追い上げて後半勝負に持ち込んだ。しかし慶大の勢いは後半も続く。2分にSO和田からWTB浦田への飛ばしパスが通ってトライ、17−7とリードを広げた。さらに22分慶大はラインアウトから瓜生が抜け、ラックから和田のパントをFB加藤が押さえてトライ、栗原ゴールで24−7と勝利を引き寄せ、34分栗原のPGで関東学大にとどめを刺した。