平成1年(1989)度 第42回社会人大会決勝

平成2年(1990)1月8日 花園ラグビー場

神戸製鋼 28-15 サントリー

神鋼、新興のサントリーを破り2連覇

平成1年(1989)度 第42回社会人大会決勝
1990年1月8日 G:花園ラグビー場 R:真下 昇 KO 14:00
神戸製鋼 28 15 サントリー
1 兼平 盛輝(法大) 15 3 1 武田 三郎(天理大)
2 中山 敬一(同大) 13 12 2 上杉 法靖(筑波大)
3 山下 利幸(淀川工) 3 鈴木 清士(明大)
4 林  敏之(同大) 1 T 0 4 甲野 晃弘(中大)
5 大八木 淳史(同大) 1 G 0 5 栗原 誠治(早大)
6 広瀬 良治(明大) 3 PG 1 6 大森  渚(秋田工)
7 杉本 慎治(同大) 0 DG 0 7 葛西 祥文(日体大)
8 武藤 規夫(同大) C8 土田 雅人(同大)
9 萩本 光威(同大) 2 T 2 9 村井 成人(明大)
10 藪木 宏之(明大) 1 G 2 10 森山 敬太(天理大)
11 菅野 有生央(同大) 1 PG 0 11 大貫 慎二(日体大)
C12 平尾 誠二(同大) 0 DG 0 12 今駒 憲二(早大)
13 細川 隆弘(同大) 13 吉野 俊郎(早大)
14 早坂 正治(法大) 12 9 14 沖土居 稔(福岡工大)
15 綾城 高志(同大) 15 山本 俊嗣(福岡大)

 神鋼は武藤規夫、細川隆弘らの精鋭が入社、同大勢が実に10名という布陣になった。

 1回戦の三洋電機に19−12と苦しんだが、ワールドを34−3、大阪府警を36−6と破っての決勝進出。対戦相手のサントリーは本田技研を48−0、東芝府中を44−16、トヨタ自動車を29−9で下した堂々たる戦績である。前半から神鋼は果敢に攻め、ノーホイッスルで細川がPG、さらに両チームが1PGずつ加えた前半30分に神鋼の初トライが生まれた。ゴール前のスクラムから神鋼は連続攻撃、ラックからSH萩本光威がリバースパス、FLの武藤が飛び込んだ。神鋼はさらにPGを加え15−3と前半をリード。後半33分神鋼はスクラムサイド攻撃からオープンに展開、藪木、平尾、細川、菅野、平尾、細川とつないでトライ、39分にもサントリーのノックオンを林が拾い平尾が60メートル独走してトライをあげた。サントリーは今駒憲二、沖土居稔がトライをあげたが及ばず15−28で敗れた。