最終の目標は、
日本代表の強化と
日本ラグビーの普及育成なのだが、いろいろな意見がでた。従来とは全く異なる方式として「完全なるプロ化」が提案され、「15人中10人が外国人になっても構わない。」といった意見が出た。只、これまで社会人ラグビー、トップリーグを支えてきた有力企業側からは、「これまで通り会社の福利厚生の中で運営したい。」という意見も根強かった。最終的には、日本的にプロ選手も、プロチームも容認するが、アマチュア(社員)選手、アマチュアチームでも構わない。只、これまで
日本協会が担ってきた主催試合の運営などは、各チームで対応するということで決まった。日本代表強化の面では、スーパーラグビーへの参戦がなくなった今、超一流の外国人選手と共にプレー、あるいは相対して戦うことが絶対に必要であり、どれだけの優秀、有名な選手を集められるかが論じられていた。最終的には、NZからは、代表クラスのダミアン・マッケンジー、パトリック・トゥイプロトゥ、
オーストラリア代表からはサム・ケレビ、マリカ・コロインベテ、バーナード・フォーリー、リアム・ギル、イズラエル・フォラウ、南アフリカ代表からはマルコム・マークス、ピーターステフ・デュトイ、クワッガ・スミス、ウィリー・ルルー、ジェシー・クリエル、フランコ・モスタートが来日した。また北半球からも
イングランド代表のジョージ・クルーズ、
ウェールズ代表のハドレー・パークス、ジェイク・ボール、コリー・ヒル、
スコットランド代表のグレイぐ・レイドローが来日した。各国のA代表、U20の代表クラスで
日本代表を目指して来日した選手も多く、2015年、2019年のラグビー
ワールドカップにおいて、
日本代表が見せたラグビーに魅力を感じたラグビー選手が世界には多数いることが判った。
日本の安全面も大きな後押しとなっているようだ。