テストNo.12 豪州学生選抜第2回来日第3戦

昭和31年(1956)3月4日 平和台ラグビー場

日本代表 14-16 豪州学生選抜

日本代表第1テストに惜敗

No.23★12 豪州学生選抜第2回来日第3戦
1956年3月4日 G:平和台競技場 R:平山新一 KO 15:30
日本代表 14 16 豪州学生選抜
1 蓑口 一光(明大OB) 3 5 1 F.M.エリオット
2 吉川 公二(日大) 11 11 2 W.T.ライト
3 北島 輝夫(大映) 3 T.D.ポリン
4 真野 克宏(トヨタ) 1 T 1 4 D.B.リチャードソン
5 柴田  孝(慶大) 0 G 1 5 W.A.ガーン
6 土屋 俊明(八幡) 0 PG 0 6 C.R.ウィルソン
7 山崎 靖彦(八幡) 0 DG 0 7 M.ヒューズ
8 松重 正明(三井化学) 8 J.E.ソーネット
9 三苫  学(九電) 2 T 3 9 A.J.ウォーカー
C10 堀  博俊(三井染料) 1 G 1 C10 R.M.ツース
11 近藤  功(日大) 1 PG 0 11 R.フェルプス
12 寺西  博(明大) 0 DG 0 12 J.O.オニール
13 松岡 晴夫(九電) 13 A.G.R.シール
14 宮井 国夫(明大) 14 D.B.ヒル
15 佐藤 英彦(八幡) 15 J.H.ドウズ
得点:T山崎、松重、松岡、PG松岡

 第1テストは一進一退の好試合だった。日本にとって痛かったのは、前半20分からハーフタイムまでFB佐藤が負傷退場したことだ。25分ヒルからリチャードソンにパスが渡ってトライを許したが、佐藤がいれば防げたものだった。日本も松岡が抜いてトライし前半を3−5で折り返す。後半5分松岡PG、8分ドリブルからライトがトライ。日本もゆさぶりをフォローした松重がトライ、ゴールも決まって11−8とリードを奪う。豪州は14分に弾丸フェルプスが抜けてクロスパントを上げリチャードソンがキャッチしてトライ、ゴール。23分ツースとオニールがシザースパスで抜いてヒューズがトライし16−11と突き放す。日本も必死に反撃して26分近藤が突進してクロスパントを上げゴール前に点々とするところを山崎が拾ってポスト下にトライ。だが松岡があまりにも近くから蹴ったため豪州の選手にチャージされて日本は14−16で敗れた。悔やんでも悔やみきれないGKであった。