テストNo.33 イングランド代表第1回来日第2戦

昭和46年(1971)9月24日 花園ラグビー場

日本代表 19-27 イングランド代表

日本代表あと一歩で涙

No.73★33 イングランド代表第1回来日第2戦
1971年9月24日 G:花園ラグビー場 R:牧弥太郎 KO 14:22
日本代表 19 27 イングランド代表
1 原   進(近鉄) 9 10 1 ジム・ブロデリック
2 後川 光夫(リコー) 10 17 2 ピーター・ウイラー
3 下薗 征昭(八幡) 3 フラン・コットン
4 小笠原 博(近鉄) 0 T 2 4 クリス・ロルストン
5 寺井 敏雄(八幡) 0 G 1 5 ロジャー・アトリー
6 井澤 義明(リコー) 3 PG 0 6 デビッド・ロビンソン
7 山口 良治(京都市役所) 0 DG 0 7 トニー・ニアリー
8 村田 義弘(リコー) 8 チャーリー・ハナフォード
9 今里 良三(近鉄) 2 T 3 9 ナイジェル・スターマースミス
10 藤本 忠正(早大OB) 1 G 1 10 ディック・カウマン
11 坂田 好弘(近鉄) 0 PG 1 11 ロッド・ウェップ
C12 横井  章(三菱京都) 0 DG 0 12 ジェミリー・ジャニオン
13 宮田 浩二(釜石) C13 ボブ・ロイド
14 水谷  眞(リコー) 13 13 14 ピーター・グロバー
15 萬谷 勝治(トヨタ) 15 ピーター・ロスブラ
交代【日】島崎文治(東洋工業)⑫[トライ4点になる]
得点:T村田、水谷、G山口、PG山口3

 ついにラグビー発祥の国イングランド代表チームが来日した。日本中のラガーマンが待ち焦がれたイングランドとのテスト第1戦は、花園に1万2000の観客を集めて行われた。

 私は残り5分まで19−19という死闘を演じてくれた選手たちに大感激した。前半11分日本は山口のPGで先制。16分ロイドからカウマンでT、ロスブラG(3−6)。19分、22分山口PG(9−6)。32分ロスブラPG。37分ウエップがT(9−10)。後半4分、日本が水谷のT、山口G(15−10)。18分FWパスでカウマンがT、G(15−16)。22分カウマンPG成功(15−19)。23分日本PKから速攻、村田が左隅にT(19−19)。37分グローバーが60ヤード独走T(19−23)。38分カウンターアタックでジャニオンがT(19−27)。と試合経過を追っているだけでも興奮がよみがえってくる。

 ウエイヒル団長は30度を超す暑さに「イギリスだったら死人が出ている」とジョークめかして言っていた。