テストNo.84 アイルランド代表第1回来日第3戦

昭和60年(1985)5月26日 長居陸上競技場

日本代表 13-48 アイルランド代表

日本代表歯が立たず

No.226★84 アイルランド代表第1回来日第3戦
1985年5月26日 G:長居陸上競技場 R:D.ベバン(W) KO 16:15
日本代表 13 48 アイルランド代表
1 石山 次郎(釜石) 3 23 1 フィリップ・オール
2 藤田  剛(日新製鋼) 10 25 C2 キラン・フィッツジェラルド
C3 洞口 孝治(釜石) 3 ジェイムス・マッコイ
4 林  敏之(神鋼) 0 T 4 4 ドナル・レニハン
5 大八木 淳史(神鋼) 0 G 2 5 ウィリアム・アンダーソン
6 越山 昌彦(山梨教員) 1 PG 1 6 フィリップ・マシューズ
7 河瀬 秦治(東芝府中) 0 DG 0 7 パディ・ケニイ
8 千田 美智仁(釜石) 8 ブライアン・スピレーン
9 小西 義光(サントリー) 2 T 4 9 マイケル・ブラッドリー
10 本城 和彦(サントリー) 1 G 3 10 ポール・ディーン
11 村井 大次郎(丸紅) 0 PG 1 11 キーツ・クロッサン
12 平尾 誠二(同大OB) 0 DG 0 12 マイケル・キアナン
13 吉野 俊郎(サントリー) 13 ブレンダン・ミューリン
14 大貫 慎二(サントリー) 8 11 14 トレバー・リングランド
15 向井 昭吾(東芝府中) 15 ヒューゴ・マクニール
得点:T石山、小西、G本城、PG本城

 5ヵ国対抗トリプルクラウンのアイルランドがベストメンバーで試合に臨んだ。ノンキャップはFLのケニーひとり。48キャップのオールを筆頭に190キャップの豪華メンバーに走りまくられて8トライを奪われた。朝日新聞の見出しには『力も技も足も大差』とある。

 前半6分、アイルランド日本ボールのラインアウトを取ってキアナン、リングランドと渡りトライ。25分、FB向井が好ステップで突進し、ライン攻撃に移ったところをアイルランドがタックルして逆襲、ディフェンスの乱れをついてリングランドが右隅にトライ。この後も攻撃の手を緩めず計8トライを奪った。日本も必死に抵抗したが、石山、小西の2トライにとどまり、大貫の快走はゴール前で阻まれた。結局13−48でアイルランドが力の差を見せつけた。残念だが、朝日の見出しどおり、パワーもスキルもスピードも大きな差があったのだろう。