テストNo.88 アメリカ・カナダ遠征1986第6戦

昭和61年(1986)5月31日 マードック

日本代表 9-9 アメリカ代表

惜しい! 日本 一度は逆転もドロー

No.242★88 アメリカカナダ遠征1986第6戦
1986年5月31日 G:マードック R:フィッツジェラルド(A) KO 15:00
日本代表 9 9 アメリカ代表
1 太田  治(明大) 0 3 1 ランス・マンガ
2 藤田  剛(日新製鋼) 9 6 2 ジョン・エバレット
3 相沢 雅晴(リコー) 3 フレッド・パオリ
C4 林  敏之(神鋼) 0 T 0 4 ボブ・コージー
5 大八木 淳史(神鋼) 0 G 0 C5 エド・バーリンガム
6 小西 謹也(近鉄) 0 PG 1 6 ウィレット・エバレット
7 ホポイ・タイオネ(東京三洋) 0 DG 0 7 ブレン・ワーハースト
8 千田 美智仁(釜石) 8 ブライアン・ヴィザード
9 小西 義光(サントリー) 1 T 0 9 デイブ・ディクソン
10 松尾 勝博(同大) 1 G 0 10 ジョー・クラークソン
11 ノフォムリ・タウモエフォラウ(東京三洋) 1 PG 2 11 マイク・パーセル
12 平尾 誠二(神鋼) 0 DG 0 12 デニス・シャナハー
13 朽木 英次(トヨタ) 13 ケビン・ヒンギス
14 大貫 慎二(サントリー) 13 8 14 デイブ・ジェンキンソン
15 向井 昭吾(東芝府中) 15 レイ・ネルソン
得点:Tノフォムリ、G平尾、PG平尾

 日本は北米遠征でアメリカをノートライに抑えたが、惜しくも引き分けに持ち込まれた。

「『日本ガンバレ!』『カモン、イーグルス!』今遠征最大、5千観衆が真っ二つに分かれ、日本語と英語の声援が飛びかうなか、ショートパントを上げた大貫が、まっしぐらに突っ走ったゴールライン右隅わずかなところで、つぶされた瞬間、フィッツジェラルド主審のノーサイドの笛が鳴った。じりじりとカリフォルニアの暑い太陽が照りつける下で、イーグルスは徹底したFW攻撃で、日本をゆさぶった。主役のバーリンガムが、ヴィザードが……。190cm、100kg台の巨漢の突進を日本は、ひたすらタックルで食い止め、ついにゴールラインを割らせなかった。172cm、70kgと小さいほうから数えたほうが早いCTB朽木はマークのヒンギス(180cm、86kg)を三度も仰向けに倒した。『タックルしかありません』という朽木のことばが、この日の日本の健闘を物語っていた(後略)」(サンスポ、田中浩特派員)。